前回と同様、当塾で一番お問い合わせの多い【Aコース】在籍生を念頭に置いた記述です。
小5上【第11回】の【例題2】
もう少し【予習シリーズ 算数フォローコース】について書いてみたいと思います。
例えば、小5上【第11回】の【例題2】なんですが・・
高校数学でもおなじみ【最短経路の道順】問題です。
この【例題2】をマスターすれば、その直後の【類題2】も解けます。
そして、ほとんどの生徒は「通われている集団授業塾」さんで【例題2】の解き方は理解しているので、当塾では【類題2】で生徒の理解度の確認をするだけです。
【基本問題1】の(2)も余裕です。
ところが予習シリーズって、【基本問題2】で、もうレベルアップしちゃうんですよね。
長方形じゃなかったり (図1)
ポストに立ち寄らなければならなかったり (図2)
工事中で通行止だったりするんですね (図3)
正直言って【Aコース】生にとっては、かなりのレベルアップです。
なんというか、【例題2】を理解しているからと言って、なんの準備もなく【基本問題2】に取りかかるのは、【Aコース】生にとって、ちょっと厳しいと思うんですよね。
これはもう、【基本問題2】をいきなり解いてもらうのは避け、
まず塾側が、【長方形じゃないケース】・【ポストがあるケース】・【工事中のケース】のそれぞれを丁寧に時間をかけて解説した方が良いような気が・・
集団授業と個別指導
ところが、集団授業塾さんによっては「基礎クラス」であるのにもかかわらず、【基本問題2】をいきなり生徒に解かせ、そしてその解説も、さほど丁寧ではないというか、普通というか・・
なんてところもあります。
もちろん集団授業ですから「基礎クラス」とは言え、どうしても【ある程度以上の生徒】に合わせなくてはなりません。
それはそれで仕方ないとは思いますし、納得はできるのですが、戸惑う生徒もいるかと思います。
当塾の場合、個別指導ということもあり、生徒のリクエストがあれば【基本問題2】の考え方を塾側で解説し、その後【演習問題集】内の反復問題(基本)2を解いてもらう感じです。
さらに演習が必要な感じであれば、【トレーニング】(演習問題集内)をやってもらいます。
なお、生徒によっては【ポスト】や【工事中】は後回しにして、まずは【長方形じゃないケース】のみ徹底反復する場合もあります。
同じ【Aコース】生でも、当然学力差がありますので、生徒によって【今、触れるべき問題】と【まだ触れるべきではない問題】とを見極めて適切に授業をすることが大切ですし、そしてこの「見極め」が、ある意味において個別指導塾の生命線だと思っています。
とはいうものの、正直言って、この「見極め」は簡単ではないです。どうしても、それ相応の時間が必要となってしまいます。難しいところです・・
関連ブログ
参考ブログ
なお、【予習シリーズ(算数)フォローコース】とは異なり、当塾のみで私立中学受験を目指すコースもあります。