【例題】に入る前に・・
以前書いたブログ【予習シリーズ】算数 個別指導内の
予習シリーズは【例題】が【いきなり入試典型問題】である場合もあり、【例題】に入る前に、【補助的な問題】を使用する時もあります。
という記述なのですが、これについて幾つかの御質問をいただいたこともあり、ちょっと補足説明というか、追記です。
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以下、当塾で一番お問い合わせの多い【Aコース】在籍生を念頭に置いた記述です。
小5上【第16回 旅人算とグラフ】
まずどのような場合に、【例題】に入る前に【補助的な問題】を使用するのか、なのですが・・
分かりやすい例で言うと、小5上【第16回 旅人算とグラフ】の【例題3】です。
おなじみ、ダイヤグラムにおける【出会い・すれちがい】の問題です。
(1)で兄弟それぞれの速さを求め、(2)で出会う(すれちがう)時間を求める問題です。
もちろん、メインは(2)です。
ただこの問題、兄弟【同時出発】じゃないんですよね。
兄が弟より6分後に出発しているんです。
出発時刻がずれているんです。
これが結構やっかいでして・・
【Aコース】生にとって、【同時出発】ではない【異時刻出発】って、かなり難しく感じるらしいんですね・・
一方、6ページ後の【基本問題2】は【同時出発】です。二人の間の距離がすぐに分かります。
そんなわけで当塾では【Aコース】生の場合、【基本問題2】の方を【補助的な問題】として【例題3】より先にやります。
※【補助的な問題】は、塾プリントを使用する場合も多いです。
次に【演習問題集】の反復問題(基本)2を解いてもらいます。もちろん、こちらも【同時出発】です。
こうして【同時出発】に慣れてきたらようやく【例題3】です。
ここで初めて、兄が出発した時点での二人の間の距離を意識することになります。
そして【類題3】です。
まだ苦手意識があるようだったら【週テスト問題集】や【塾プリント】等で【異時刻出発】の類題演習です。
【同じ解法が必要とされる問題】を繰り返してやります。
※もちろん生徒によって異なりますし、個人差もあります。同じ【Aコース】生でも、ここまで反復する必要のない生徒もいます。
予習シリーズ、特に小5以降の【算数】においては、
どのように教えるか
はもちろんなんですが、
どのような順序でやるか
も重要なんじゃないのかなと思っています。
以上、【Aコース】生を念頭に置いた記述でした。
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なお、【予習シリーズ(算数)フォローコース】とは異なり、当塾のみで私立中学受験を目指すコースもあります。