【都立 取り下げ日】2月10日!

2023年10月24日 追記

 

このブログは2022春入試について書かれたものです。

都立高校 願書取り下げ日


今春、いろいろと話題になった都立高校の【2月10日が願書取り下げ日になった!】件についてなんですが・・

 

 

 

平成30年度から

 

2月14日➡13日➡12日➡12日

 

と推移してきた都立高校一般入試の【願書取り下げ日】が、今春は2月10日になりました。

ご存知の方も多いと思いますが、

 

2月10日

 

私立高校入試日です。

つまり願書の【取り下げ】・【再提出】を決意した受験生は、

 

2月10日の私立入試終了後、精神的にも体力的にも疲れている中、

 

その足で願書を取り下げに当該都立高校に行くという、

 

なかなかにつらい行動をとらなければなりませんでした。

 

 

 

もちろん保護者様が本人の代わりに行くことは可能であり、

 

そして実際に行かれたという御家庭がほとんどだったと思うのですが、

 

有休をとったり半休をとったりと大変だったと思います。

※【取り下げ】と【再提出】に関しては郵送は認められていないんです・・

さらに問題があります。

 

例年であれば、併願確約のない上位私立高校を受験する生徒は、私立の合否結果を受けて、

 

都立【取り下げ】・【再提出】を決めていました。

 

 

 

例えば、上位都立A高校を志望し、当然A高校に出願している生徒がいるとします。

 

 

 

これまでであれば、私立に合格していれば当初の予定通り(出願通り)都立A高校を受験するが、

 

私立不合格の場合はAの願書を【取り下げ】、

 

ワンランク(場合によってはツーランク)下の都立B高校に【再提出】するという対応が可能でした。

 

 

 

ところが、今春のように取り下げ日が2月10日だと、

 

私立の合否結果を知る前に【取り下げ】・【再提出】を決意しなければなりません。

この日程が発表された当初は

『東京都教育委員会が、私立入試日にぶつけてきた!』

と、ちょっとした騒ぎになったのですが、

 

その後、時間がたつにつれ、どうやらこれは

『ぶつけてきた』

わけではなく、

『ぶつかっちゃっただけらしい』

という、噓みたいな噂が流れてきました。

 

 

 

つまり、2月11日(祝)・12日(土)・13日(日)と連休になるので、日程を前倒ししたら

『たまたま10日(木)になっちゃった』

という・・

※この噂の真偽は不明です。

問題は、この【取り下げ日2月10日】が今後も定着してしまうかどうかなのですが、先日、複数の方から

 

「おそらく2月10日は今春限りで、来春以降は 2月10日になることはないであろう」

 

とのお話を伺いました。

 

一応、信頼できる筋(?)からの情報とのことだそうですが、東京都教育委員会の正式発表まではやっぱり不安です・・

なお、願書の【再提出】は2月14日だったので、今春はやや裏技的な出願も散見されました。

 

上記の例でいうと、都立A高校でも都立B高校でもない、全く受験することを考えてない「都立C高校」に出願しておくのです。

 

そして、とにかく取り下げ日(2月10日)に「都立C高校」の願書を取り下げるのです。

 

 

2月14日(再提出日)には私立の合否結果は判明しているので、私立に合格していれば都立A高校に【再提出】、私立不合格の場合は都立B高校に【再提出】するという・・

 

とにかく取り下げないと【再提出】できないシステムですし、また取り下げた高校に【再提出】することはできないルールですので、どうしても「都立C高校」という存在が必要になります。

 

ただこれは、【C高校受験を全く考えてない人】によりC高校の倍率が上下してしまうことになり、C高校が第一志望校だった生徒には、いい迷惑だったと思います。

追記

 

すみません。

ちょっとわかりにくかったようなので、補足説明です。

 

便宜上、

A高校を「国立(くにたち)高校」(ちょっとチャレンジ受験)、

確約のない併願私立を「MARCH附属の一校」(中大附属あたりをイメージしてください)、

B高校を「国分寺高校」、

そしてC高校を「東大和高校」とさせて下さい。

 

※C高校につきましては、当塾から一番近い「東大和高校」の名前を使わせてもらいました。

 

 

 

例年であれば「国立高校」に出願している生徒は、10日に「MARCH附属の一校」を受験し、11日の合否発表を待ちます。

 

そして「MARCH附属の一校」に合格していれば、当初の予定通り「国立高校」を受験し、

不合格の場合は12日に「国立高校」の願書を【取り下げ】、13日に「国分寺高校」に【再提出】するという対応が可能でした。

 

 

 

ところが、今春は取り下げ日が10日です。

 

そこで、散見された裏技的な出願は、

 

「国立高校」でも「国分寺高校」でもない、全く受験することを考えてない「東大和高校」に出願しておくのです。

 

そして、とにかく取り下げ日10日に「東大和高校」の願書を取り下げるのです。

 

もちろん10日に「MARCH附属の一校」は受験します。 

 

 

 

そして、11日発表の「MARCH附属の一校」の合否結果を見て、

合格していれば「国立高校」に【再提出】、不合格の場合は「国分寺高校」に【再提出】するという裏技です。

 

 

再提出日は14日ですので、このような裏技が可能となります。

 

 

 

とにかく取り下げないと【再提出】できないシステムですし、また取り下げた高校に【再提出】することはできないルールですので、どうしても「東大和高校」という存在が必要になります。

 

 

 

ただこれは、「東大和高校」受験を全く考えてない人により「東大和高校」の倍率が上下してしまうことになり、「東大和高校」が第一志望校だった生徒には、いい迷惑だったと思います。

 

 

 

以上、補足説明でした。

都立高校 入試日


一方、都立高校入試日そのものについてなのですが、こちらについては少しづつですが日程が前倒しになっております。

平成26年 2月24日

 

平成27年 2月24日

 

平成28年 2月24日

 

平成29年 2月24日

 

平成30年 2月23日

 

平成31年 2月22日

 

令和  2年 2月21

 

令和  3年 2月21

 

令和  4年 2月21

上記のように、近年は2月21日が入試日として定着しつつあります。

 

ただ、来春については2月21日の可能性が高いものの、まだ何とも言えないとのことでした。

2022年7月28日追記

来春(2023年 令和5年)の日程が発表されました。

 

取り下げ日は2月13日(よかった)

 

そして入試日は引き続き2月21日でした。

2023年10月24日追記

来春(2024年 令和6年)の日程です。

 

取り下げ日は引き続き2月13日。

 

そして入試日も引き続き2月21日でした。